江戸川区の中学校 | 2021.07
敷地概要 計画地:江戸川区、東京 建物概要 建物用途: 中学校
江戸川からほど近いこの場所に、人や情報が自然に流れる中学校を建築します。 校舎の配置計画は、学校からほど近く、天然記念物「影向のマツ」を擁する善養寺をオマージュしました。 普通教室が入るメインの教室棟を善養寺と並列に配置します。同様に西側をエントランスとし、お寺の門にあたる ピロティを抜けると、両側がグリーンカーテンに囲まれ、まるで参道のようです。そこから生徒たち各々が 学びの場に向かいます。 教室は可動間仕切りやカーテンなどで緩やかに空間を区切りつつ、必要時には柔軟に形を変え、生徒たちの自由な 学習をサポートします。グラウンド、屋内運動場、武道場を立体的に配置し、外廊下とも連携させることで、 地域の人々も自由な形で集える施設としました。図書館とパソコン室は既存樹木を活かしたビオトープ・ガーデン とともに北側敷地に配置し、情報が行き交う地域のラーニングステーションとして機能します。