線路ぎわの家 | 2000.08
敷地概要 所在地: 東京都武蔵野市 敷地面積: 252m2 建物概要 建物用途: 住宅 構造・規模: S造 延べ床面積: 178m2 掲載誌 2003 新しい住まいの設計 04 2001 日経アーキテクチュア 2-19 2001 住宅建築 12 2001 モダンリビング 09
中庭は外界とは半透明のガラススクリーンで仕切られています。電車の騒音と乗客の視線から中庭をやんわりと 切り離すためです。線路のおかげで南側に障害物がなく、中庭は光と緑が充ちあふれると同時に、 プライバシーが守られた快適な空間となっています。また、片廊下に沿って並ぶ各部屋と中庭の間は、 全て透明ガラスとし、空間の連続性を確保しています。 家族の気配が中庭を介し感じられます。各部屋の仕切りも全て引戸とし、機能を固定しないように、また、 個室化しないよう努めました。中庭を中心とし、引戸を、障子をそして、カーテンを開けたら全てつながって いく家です。 中庭は玄関であると同時に共通の居間としても機能し、内部的な不思議な印象を家族に与えます。 実際の床面積以上にこの家を大きく感じさせています。