自動車ショールーム | 2016.02
敷地概要 計画地: 兵庫県、日本 建物概要 建物用途: ショールーム 延べ床面積:2,243㎡
交わる場所 輸入車のショールーム建築コンペ案です。 対象地は鉄道駅に程近い、幹線道路の交差点の一角に位置します。行きかう人々、自動車、文化、情報が交わる結節点となる場所です。 鉄骨フレームに外壁としてブリックを透かして積み重ねる、いわば昔から伝わる人の営みが、建築の作り方がメタファーとしてしみついた 工法を採用し、外壁をあくまで構築された織りなされたものの象徴として積み上げます。そこに大きな開口をアーチ形状にて切り取り、 ショールームの窓とします。未来を意識する車がそこにはありますが、それを包む建築はイノベーティヴな作りではあるものの人の営みが 織りなすプロダクトの象徴により形成されます。人はある種の親しみを感じつつも革新との交わりを認識します。自動車用のエレベーターを 建築のセンターに配置しました。そうすることにより、ショールームと自動車ストック場の自動車のフローが最短となり効率の良い、かつ フレキシブルな移動が可能となります。人や車の動きが見えることにより、周辺に意味を発する発光体のような施設が交わる場所に現れ ます。人は動きを感じ、魅かれます。