Arrow-Blow Apartments | 2002.03
Site Location: Osaka Land Area: 141m2 Building Use: Residence Building Structure: Concrete Floor Area: 490m2 Published 2002 Nikkei Architecture 7-22 Awards 2002 Winner design contest kive KEPCO Selected
周辺には20㎡程度のワンルームマンションがいくつかありますが、それらとは差別化し、33㎡のstudioタイプと 43㎡のone bedroomタイプを各階一部屋ずつに絞って配置しました。本町などのビジネスゾーンにも近く、 単身赴任者や、30代の単身者に入居者を定め、多少賃料が高くとも、広くて空間的に余裕がある構成と しています。社会ストックとしても今後価値を維持していくものと考えています。 開口部は純粋に採光と景色の取り入れ口としました。目隠しと採光を両立するため、道路や鉄道の防風壁に 使われる「有孔折板」を開口率50%になるように格子状に採用しています。外からは内部の様子をほとんど 覗うことはできませんが、室内には光が満ち溢れています。 「有孔折板」の内側にはわずかな奥行きのデッキがあり、ここに消音器のような役割を持たせています。 三方にグラスウールを張り、床には木製のデッキを敷き詰め、チャンバーの様な空間としました。そして、 「有孔折板」の裏には電動の外付けロールブラインドを採用し、日射と夜景の視線、そして音をコントロール しています。