Boat House | 2003.03

舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
舟の家 Boat House
Site
Location: Tokyo
Land Area: 640m2

Building
Use: Private Residence
Structure: Concrete
Floor Area: 347m2

Published
2004	Shinkenchiku Jutaku Tokusyu 02

Awards
2003	TOKYO GAS Housing competition
		Prize Selected
2006	Seleted Architectural Designs by AIJ (Architectural Institute of Japan)
		Prize Selected
デザインされた家はいらない。庭が広い豆腐の様な家が欲しい。クライアントに最初に言われた言葉です。
ならば設計者は必要ないのではとも思いましたが、何度か話をしてみると、どうもデザインをするなという
ことでもないようです。

クライアントはデザイン・技術に興味があり、知識も豊富であるということがわかってきます。
禅問答のようになってくるのですが、クライアントが言うのはデザインのためのデザインは必要ないが、
建物全体を秩序だてる規範が必要で、その規範に全ての事物が収束するよう形作られないといけないという
ことなのです。

「住むための機械」という表現がありましたが、まさしく住むという機能のためにデザインも含めて収束
していく住宅。これを作れということです。

庭の在り方にクライアントはこだわっていましたが、あえてメインの居住空間を2階に設定する案を
提案しました。解体前の建物の窓から見た景色が印象的でこの浮遊感を新しい住宅でも再現したいと
考えたからです。舟のデッキの上にいるような感覚を提供できたらと考えました。